大屋雄裕著、自由とは何か--監視社会と「個人」の消滅、読了
僕の最近の関心事は、Webにおける自由と啓蒙、そして技術が支援できることはなにか、ということで、本を読み漁っているのだけれど、これは名大の法学研究科、大屋雄裕准教授の本。
名大の方だということは、購入してから知った。
- 作者: 大屋雄裕
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/09
- メディア: 新書
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僕の理解としては、自由とは何か、「監視社会」が自由に対してどのような役割を果たしているかということを通して、「自由である主体としての個人」は、自由を行使した帰結としてその責任を受けることができるか、ということによって規定される。ということだった。
この本の最後に、大屋先生の「情報化社会における自由の命運(リベラリズムの再定義)--(現代世界からの挑戦)」という論文が、岩波の思想に載っていると書いてあった。読んでみたいので、名大図書館に半年振りくらいで突撃してこようと思う。
・・・というか、レッシグ先生のCODEを読まなくちゃならないようだ。
25冊目。
あ、このペースなら、目標達成できるなぁ。