エミリー・ブロンテ著、河島弘美訳、嵐が丘、読了
どこかの、誰かさんに、
「今映画見終わったんだ、嵐が丘」
といわれ、知らないと言ったら
「オマエ、小学校出てるのか」
とまで言われたので、読んでみた。
- 作者: エミリー・ブロンテ,河島弘美
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/02/17
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1801年頃のイギリスはヨークシャーを舞台にした長編小説。
嵐が丘とスラッシュクロスにすむ主人公たちの愛憎渦巻く世界が描かれている。
The top 100 books of all time | Books | guardian.co.uk によれば、世界の文学のひとつだし、リア王・白鯨にならぶ英国3大小説だという評論家もいる。
それくらいの小説なのは、読み始めてわかった。
ほんとに、「ページをめくるのももどかしいくらい」の小説だった。
というか、訳本という感じがしない。
河島弘美さんは、訳し終わるのに3年かかったそうだ。
日本語として、まったく持って違和感がない。技術書の訳本と比べるのは野暮かもしれないが天地の差だ。
愛情と憎しみが、激情と冷静が、裏表の関係にあるのだということを強く感じた一冊でした。
21、22冊目