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ISHITOYA Kentaro's blog.

竹山道雄著、ビルマの竪琴、読了

名大祭のときに、古本市が出ていて買った本。

ビルマの竪琴 (新潮文庫)

ビルマの竪琴 (新潮文庫)

僕はビルマの竪琴を読んだことは無かったけれど、小学生・中学生ぐらいで読む本としては秀逸だなと感じた。
これが竹山道雄の創作であるというところに、驚いた。
何をも後に残して、やり遂げるべき生きる目的。


・・・ところで、最近「こころ」だとか

こころ (集英社文庫)

こころ (集英社文庫)


伊豆の踊り子」だとか
伊豆の踊子 (集英社文庫)

伊豆の踊子 (集英社文庫)


がひどいことになっているけれど、この1986年の新潮文庫の100冊もヒドイ。


どうヒドイかと言うと
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で、かつ

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なわけですよ。中井貴一と緒方拳の狂演。
資料(笑)によると、この「拳骨で読め。乳房で読め。」は糸井先生のコピーみたいです。

ひとつの、同じ本を読んでも、恋する少女にしかできないような感じ方があるはずです。スポーツにうちこんでたくさんの汗を流した青年だけがわかる文章だって見つかるはずです。夏には、読書家と呼ばれない人たちが、新鮮な気持ちで本を読みます。そこで数多くの新しい感じ方が発見されます。名作名著は、こうして夏ごとに生きかえるのです。誤読オッケー、思いこみ深読み賛成。新潮文庫の、厳選された100冊は、頭だけでなく、拳骨でも、乳房でも読める、本当の名作揃いです。


帯、裏側の文章を転載

えぇ。「頭だけでなく」までは普通です。今はこのキャッチ使えないだろうな〜。
拳骨でも、乳房でも読めるが先にあったのか、それとも・・・


あ、18冊目。
50冊ムリッポー。