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ISHITOYA Kentaro's blog.

遠藤周作著、十一の色硝子、読了

遠藤周作の短編集。

十一の色硝子 (1979年)

十一の色硝子 (1979年)


3年くらい前、母に、何かの話をしていて遠藤周作を読んでいるといったら
遠藤周作は10代で読む作家よ」
と言われたことがある。
その理由は、遠藤周作がカソリックであること、そして題材が愛だったり救いだったり、あるいはヂレンマであるからだろう。最も僕は、母が鬼平犯科帳以外の文庫を読んでいるところを見たことはないが。


この短編集には

  • ワルシャワの日本人
  • カプリンスキー氏
  • 幼なじみたち
  • 戦中派
  • 代弁人
  • ア、デュウ
  • 黒い旧友
  • 還りなん
  • うしろ姿
  • 五十才の男
  • 聖母賛歌

と、11の短編が納められている。
僕は「戦中派」にガツンときた。
知ることは罪なのか、白痴は美徳なのか。


17冊目