宮本輝著、にぎやかな天地(下)、読了
というわけで、読み終わった。
- 作者: 宮本輝
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 単行本
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仕事というものは、それがいかなる分野であれ、極意は共通している。
どんなに慌てても先に進むわけではない。倦まず弛まず、という言葉があるが、そこにもうひとこと焦らずと入れなければならない。
倦まず弛まず焦らず、ひとつずつ進めて完成させる。それが仕事というものなのだ。
にぎやかな天地(下)第六章、p123より
今の僕のための薬のような言葉だなと思った。
あえて付け加えるなら
「倦まず弛まず焦らず、諦めず」
着実に一歩ずつ。
なんだか、その素朴でゆったりとした雰囲気に、この2カ月ぐらいの自分がほどけていくような思いを感じさせる物語でした。