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Paradigm Shift Design

ISHITOYA Kentaro's blog.

レコーティングダイエット支援アプリケーションの続き

レコーディングダイエット支援アプリケーション - Paradigm Shift Design

前に聞いていたけれど,いいメモダイエットというサービスが,岡田斗司夫さんの苦情によって停止された経緯を追ってみた.


「いつまでもデブと思うなよ」は読んでいないが,賢明なブログ読者の皆様へ: レコーディング・ダイエット2.0のススメや,[書評]いつまでもデブと思うなよ(岡田斗司夫): 極東ブログなんかを読めば大体分かる.


岡田さんが,いいメモダイエットに対して異議を唱えた理由の根幹は

『いいめもダイエット』の問題点は、「いま評判になっている『レコーディング・ダイエット』というのは、カロリー制限することだ、と誤解させる構造になっていたこと」です。

とかかれている.


どうも納得はいかないけれど,岡田さんの主張としては,

  1. カロリーを調べる
  2. 一日の摂取カロリーを計算する
  3. 基礎代謝との差分を求める


という行為自体が「ダイエット手法」なんだということだろう.先に僕が面倒くさいから自動化してくれよと言ったところそのものだった.


僕が思うのは,「意識することが目的」なのだから,手法なんかなんでもいいんじゃないの?ってこと.


「この手法に従えばダイエットに成功するよ」ではなくて,「手法は何でもいい,レコーディングができて自分が摂取するカロリーを意識できるようになればそれでいい」というスタンスで布教活動をすれば,叩かれることはなかったんだろうなと思う.
大体,''ダイエットしたいのに''ダイエットできない人は,「意志薄弱」だからダイエットできないのであって,「意識していないから痩せない」のでは絶対にない.


世界で最良のダイエット方法は「死ぬまで続けられるダイエット方法」のはずだ.そして,レコーディングダイエットは「死ぬまで続けられるダイエット方法」,に限りなく近いと思う.


岡田さんの主張で最大の違和感を感じるのは,

「死ぬほど辛い」と言われる治療法を受けなくてはいけなくなる糖尿病予備軍から、一人でも多くの人を救えるかもしれません。心臓病や突然死で一家の働き手を失い、絶望へ追い込まれる家族を救えるかもしれないのです

と,レコーディングダイエットを継続し,健康になることの重要さを説きながら,ホームページのトップに

一年余りで50キロ以上落としたダイエット法の現在進行日記。体重117キロ→67キロ、体脂肪率42%→17%という成果を自分自身で達成できて、ちょっと自信が出てきたので紹介します。岡田斗司夫の提案する、安全で確実なダイエット法、みんなもぜひ試してください。

という文句を掲げていること.
一気に痩せるとかそういうのは民間療法でやるべきじゃない.医者にかかってきちんと科学的・医学的見地からのアドヴァイスを受けつつ,確実・安全に行うべきだ.
でも,彼は,「1年で50kg痩せることができました」という文句を本を売るための道具にしてしまっている.
「一生,死ぬまで健康であり続けること」を目的としているのだから,「1年で50kg痩せた」ことを標榜してはならない.
結局「刹那的に痩せたい人」にレコーディングダイエットを進めたところで,本来の意味を失ってしまうのだから.


そして,

若い頃は痩せていた人だって、中年になれば太り始めます。これからも、新規のご贔屓さんが途切れることなく生まれてくるわけです。
 『いつまでもデブと思うなよ』は5年、10年の歳月をかけて売れ続け、やがてはダイエットのバイブルとなる。その頃には、日本中のデブが半減しているのではないだろうか!
 笑われるかもしれませんが、僕は本気で夢見ています。

とか

どうか僕と一緒に、一人でも多くのダイエットの成功を手伝ってください。
 一人でも多くの人生を変えてみせようじゃありませんか。

とかいう,格好いい理想を掲げるのであれば,「手法」にこだわる必要はない.


ま,手法にこだわるのなら,「岡田式レコーディングダイエット」とでも名前を変えるのがいいと思う.そしたら,レコーディングダイエットじゃなくて,岡田式で名前が広がるだろう.




というわけで,いいメモの場合何が悪かったかというと「岡田式レコーディングダイエットを支援します」というふれこみだったのが悪かった.
「いいメモ式レコーディングダイエット」っていえばよかったのに.


そして,このアプリケーションを実装する際に,重要なのは「意識できる環境を作ること」であって,「ある一つの手法を,さも唯一の手法だといわんばかりに主張すること」ではない.
「一生健康であり続けることを支援するための''一つの''アプリケーション」を作ることが目的なのであって,「岡田式レコーディングダイエットを支援するためのアプリケーション」ではないのだから.


最後に,岡田さん,ピンクの電話の片割れの様にリバウンドしないように気をつけてください.